落ちないピアスキャッチ ドルウィン・キャッチ

10年かけて開発した「落ちない・小さい・軽いピアスキャッチ」

開発ストーリー

「ピアスキャッチは落ちて当然」を解決したい!

あなたのジュエリーボックスには「片方だけになったピアス」がありませんか?
ピアスのキャッチが外れ、ピアスそのものを無くしたことに気づく瞬間……
お気に入りや高価なピアスであれば、そのショックは大きいものだと思います。



 私は男性ですが、長年、女性向け・男性向けジュエリーの業界で卸や商品開発に携わってきました。
業界としては「ピアスを落としてくれないと、新しい物が売れない」という本音も少しはあります。
しかし、私は「高価なピアスを安心して着けられるようになれば、もっと売れる」と確信してきました。


 本物のダイヤや真珠が入ったピアスは、女性の品格を高めます。
 ジュエリー作家による一点物のピアスも、魅力的です。
 高価で無くても、大切な思い出のこもったピアスもあるでしょう。

 
 しかし、1度でもピアスを無くしたことのある女性は、
大事なピアスであればあるほど気軽につけることをためらいます。


 「また落としてしまったらどうしよう……」


 その悩みを解決して、もっとピアスでのオシャレを楽しんでもらいたい。
 そう願い、10年ほど前から開発に取り組みました。

究極の「落ちないキャッチ」を目指して苦戦の日々

「落ちないけれども、扱いやすい」構造を作るのに、実に100枚以上の図面を描きました。
ピンブローチやハットピンの構造も参考にしましたが、ピアスに使えるような小さな構造にするのは困難です。
1つのパーツごとに角度・形状・コンマ何㎜の寸法などを何パターンずつか考え、それぞれの中から一番いいものを選んで形にする。

製造工程
 パーツによっては実際にすべてのパターンを形にしてみて試すことの繰りかえしで、あっと言う間に月日が過ぎてしまいました。

 その間に、「落ちないキャッチ」としてシリコンキャッチが登場しました。
しかし、従来の金属のキャッチにシリコンをかぶせたもので、見た目が高級なピアスには合いません。
また、シリコンは紫外線で硬化するため。使っているうちにシリコンゴムの粘り気がなくなってきて落ちやすくなるのです。

 いくつかの商品が市場に出てくる中、「落ちない、軽い、小さい」究極のピアスキャッチを目指して、開発を続けました。

素材・保持力・扱いやすさ……「理想のキャッチ」ができた!

10年開発を続けている間に、たくさんの女性の声を取り入れてきました。
 
 「ネイルがはがれるので、爪にひっかけて取り外したくない」
 「小さなピアスが浮かないように、できるだけ軽くしてほしい」
 「金属アレルギーが不安なので安全な素材を使ってほしい」
 

 これらのニーズを受け入れるため、細部にわたり改良を繰り返しました。


 「指先でひっかけて取り外しのできる構造」を実現するために、100分の1㎜の調整を何度も行いました。
部品に溝や刻みを入れて、滑りにくく加工しています。

 軽量化のために、内部構造と加工に苦戦しました。
 その甲斐があって「業界最小・最軽量」を実現し、特許を取得できました。

 ドルウィンキャッチ

溝で落ちないようにしっかりロック


 「ドルウィンキャッチ」の特長として、「ピアスとピアスキャッチの距離調整」にも、細心の注意を払っています。

 ピアスを耳たぶに差し込み、裏から「ドルウィンキャッチ」を差し込みます。
好みの位置で留めることができますし、きつく差し込みすぎた時でも簡単に微調整できます
最終的にはポスト針の溝でピアスが止まるため、落ちることはありません。
この部分の開発だけで、半年試行錯誤しました。

快適なきつさに調整できる
 さらに、金属アレルギーを回避するため、医療用ステンレスを採用。
コーティングをする際には通常ニッケルを使うことではがれにくくしますが、ニッケルを使わない方が皮膚に優しいのです。
そこで、ニッケルを使わずにはがれにくくする、独自技術のコーティングを実現しました。
このコーティング技術は、ヨーロッパの厳しい商品基準もクリアしています。

 10年かけて、ようやく「理想のピアスキャッチ」が完成しました。

「固い絆」を意味する「ドルウィンキャッチ」

商品の命名に当たり、今の時代に求められる家族や友人の「絆」を想いました。
特に関東大震災後に、人と人の絆の大切さを感じています。



 そこで「しっかりとして落ちないピアスキャッチ」のイメージを合わせて、ラテン語で「堅い」を意味する durum(ドゥールム)と、「絆」を意味する vinculum (ウィンクルム)を合わせて作った造語「durvin(ドルウィン)」と名付けました。


 みなさんの大切にするピアスを「ドルウィンキャッチ」で守りたい。

 これからも多くの方に商品をお届けするために、さまざまな展開を考えています。

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